================= 他軌道構文の出力 ================= メインウィンドウ右下の **Generate** ボタンをクリックすると、tateyama_up軌道を自軌道として各軌道を他軌道構文(Track)に変換する。 他軌道への変換結果はmain.cfgと同じディレクトリのresult以下に保存され、同時にプロットウィンドウに黒線で表示される。 .. image:: ./files/gentrack/gen1.png :scale: 50% - 出力ファイル一覧 - result/ - tateyama_down_converted.txt - honsen_down_converted.txt - honsen_up_converted.txt - owntrack/ - tateyama_up.txt - 入力ファイルのtateyama_up.txtに対して、各々の距離程を[@TSUTSUJI_GENERAL]セクションのoffset_distanceだけシフトしたもの supplemental_cpの設定 ===================== 変換結果を見ると、honsen_up, honsen_down軌道について一部入力データからの乖離が大きい部分がある。 tsutsujiでは、入力軌道データの自軌道要素(Curve, Gradient)が存在する距離程の座標を抽出して他軌道構文に変換している。 このため、距離の長い曲線区間では距離程どうしの間隔が開くことがある。 また、変換しようとしている軌道と自軌道のなす角が開いている場合、相対半径によるTrack要素間の補間がうまく働かない場合が多い。 このような場合は、main.cfgファイルの該当する軌道セクションにsupplemental_cpを追加する。 supplemental_cpがセットされると、自軌道要素が存在する距離程に加えて、supplemental_cpで指定した距離程に対する座標を基に他軌道構文への変換を行う。 main.cfgを下記のように変更して、データリロードののちGenerateを実行すると、下図のように最終的な変換結果が得られる。 .. image:: ./files/gentrack/gen2.png :scale: 50% .. code-block:: text :caption: main.cfg :emphasize-lines: 12, 24 ... [honsen_down] file = honsen_down.txt absolute_coordinate = False parent_track = tateyama_up origin_kilopost = 438 x = 0 y = 0 z = 0 angle = -180 endpoint = 400 supplemental_cp = 200, 250, 300, 350 [honsen_up] file = honsen_up.txt absolute_coordinate = False parent_track = honsen_down origin_kilopost = 60 x = 0 y = 0 z = 0 angle = 0 endpoint = 300 supplemental_cp = 100, 150, 200, 250 .. note:: supplemental_cpを追加することで破綻の少ない他軌道データが得られるが、ここにRepeater要素でレールオブジェクトを割り当てると、うまくspan, intervalを調整しない限り、結局は隙間だらけのレールが生まれてしまう。Tsutsuji上での変換結果だけにこだわらず、Bve Trainsim上で満足する結果が表示されるよう、変換結果を活用して欲しいと思う。 このチュートリアルは以上です。